Hivey Educationハイヴィ的教育論




親子の信頼関係は baby がママのお腹に授かった時から始まっています。
ベイビーとの "スキンシップの場 = 大切な時間" を提供し、
親子の将来を支えることを目的としたハイヴィエデュケーション。
Hivey は、スキンケアだけが目的ではありません。
-スキンケアをしてあげるときは下記を心がけることを忘れずに-
Point1

ベイビーへ
深い愛を持って向き合う
(目を見て微笑みながら)
Point2

話しかけながら
優しく触れる
Point3

嫌がるときは
無理にスキンケアをしない
- 1. 安産に導くための妊娠期間中の過ごし方
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妊娠がわかったら、まずは今までの生活を見直してみよう。不規則な睡眠や食生活、運動不足のあなたへ〜
生活リズムを整えて健康的なからだづくりをしていけば、安産に導くことができますよ
ここでは、どのように体づくりをしていくと良いか紹介します。
①できるかぎり身体を冷やさないこと
特に妊娠中は体を冷やさないことが母の健康及び胎児の健全な発育、安産につながりますのでまずはここから取り組んでみましょう。
身体が冷えると良くない理由
冷えると血管が収縮するので血液の流れが悪くなり、妊娠初期のつわりやむくみ、腹痛につながると言われています。
また、子宮の血管や子宮の筋肉そのものも収縮するため、お腹が張りやすくなります。胃腸も冷えやすく、腸の動きが悪くなると、便秘の原因にもなります。また、身体が冷え、筋肉が固くなると出産時に子宮が十分収縮できず、陣痛が強くならないことがあり、出産に時間がかかってしまうこともあります。その他にも、逆子や流産、早産、破水などの原因ともなり得るため、注意が必要です。
できることは早めから予防しておきましょう。
妊娠中、普段より身体が冷えやすいのはなぜ?
妊娠中はホルモンバランスの変化、つわりや体調の変化で自律神経が乱れることなどから体温調整がうまくいかなくなります。また、腹部が増大し、体重の増加や姿勢の変化によって血行が悪くなり、普段冷え性でない方でも身体が冷えやすくなります。
内側、外側、両方から体を温めるアプローチ:
【内側】冷たいもの、甘いものなど体を冷やす食材は控えて身体が温まる食材を食べよう
❌ 生野菜・菓子パン・ジュース・アイス・氷・白砂糖など
⭕️ 生姜、豆、ごま、わかめ、野菜、魚、椎茸、いもなど
【外側】お腹、腰、足首を冷やさない服装にしよう
⭕️ 腹巻き、ホッカイロ、レッグウォーマーや長い靴下、足浴、半身浴、湯たんぽ、シャワーより入浴、お灸(三陰交)
❌ 腹/へそ出しルックは妊娠期間中は控える、夏場のエアコンに要注意
からだを温めると、血液循環がよくなり、筋肉がしなやかになります。
そのため、お産のときには有効な陣痛が来て、子宮の収縮がスムーズになり安産に導いてくれるばかりか、産後の体力の回復も早く、母乳の分泌もよくなるなど、いいことがいっぱいです。安産体質をめざして、さっそく今日からからだづくりと冷え予防を始めましょう。冷え対策は難しくありません。普段の生活の中でできますよ。
②適度な運動をする
何時間もかかる出産には体力が必要なため、体力づくりをすることが重要です。
・毎日1〜2時間ウォーキングをする
・スクワット
・妊娠時期に合わせたPrenatal yoga(マタニティーヨガ)に参加
・毎日できるいくつかの簡単なストレッチ/体操(骨盤底筋運動などで重くなってくる内臓を支える⇨お膣や肛門を閉めたりゆるめたり)
・昔ながらの床の雑巾掛け(4つんばいやスクワットの形ですることで下半身の体力作りに!)
※やってはいけない運動⇨上体を起こす腹筋運動、急に身体をひねる動きは危険です。
③パートナーとの関係性
パートナーとの関係性が良いことは、安産に非常に影響すると言われています。
まずは生まれてくる子どものことを一緒に喜び、妊娠したことが嬉しいと感じていることが母に伝わることで母は、安心して妊娠期間を過ごすことができます。ただし妊娠中は身体の大きな変化により、小さなことでも精神が不安定になりやすいため、それを理解し、サポートすることが重要となります。また、パートナーから普段以上に愛されていることが感じられるような言葉がけやスキンシップがあると精神が安定し、安心して出産に立ち向かうことができます。不安なことがあれば相談し、体が疲れた時にはマッサージをしてくれたり、家事などを手伝ってくれるようなパートナーは理想的です。また、出産時にはどのようにパートナーからサポートしてもらいたいか(身体の支え方や声かけなど)先に話し合っておくことも良いでしょう。
④ストレスを溜めない、発散方法を見つける
妊娠期間中のストレスは胎児の発育に大きな影響があると言われています。
できるかぎり、優雅な妊娠期間を過ごせるように自分の気分が良くなることをたくさんしましょう。
・睡眠をたくさんとる(お昼寝をしたり、夜は8時間は寝て体を休めましょう)
・好きなアロマオイルやお香を焚きながら、プラナタルヨガなどでストレッチをし自分と向き合う時間を作ることで心身共にリラックス。
・あさんぽする。朝の太陽を浴びることは自律神経を整え、また前向きな気持ちにしてくれる
・パートナーとのコミュニケーションやスキンシップの時間をとる
・友達とカフェに出かけたり、アートや読書など趣味に使える「自分時間」を作る
・お庭のお手入れやお花を飾ったり、海で潮風を感じたりなど大地に触れることも精神を癒してくれる方法の一つです。
- 2. 妊娠中の食事
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妊娠中のママの適切な体重増加と、良好な栄養状態の両方が胎児の健全な成長と出産後の安定した健康にとって
極めて重要だと考えられています。今日、医師は正常な妊娠中の女性は約10〜20kg体重の増加があるべきだと説明しています。
今回は、多くの妊娠中の女性が気になる体重増加や健康な胎児を育てるための妊娠中の食事を紹介したいと思います。
まずは体重について:
体重は通常、妊娠の早い段階では変わりませんが、中にはつわりで減少する人もいます。妊娠3ヶ月の終わりごろには、ほとんどの女性が体重を
増やし、出産まで増加し続けます。その体重は妊娠の進行につれて分布されるところが異なっています。
実は、ほとんどの初期の体重増加は胎児にはいかず、体内で赤ちゃんを健全に発育するための母体の支援組織の発達に使われます。
この時期に、子宮のサイズが大きくなることで胎児が成長するスペースができ、胎盤も大きくなります。
胎盤を通して赤ちゃんに酸素や栄養を与え、老廃物は胎盤を通ってママに返され、ママが代わりに排泄する仕組みになっています。
また、赤ちゃんが誕生してすぐから母乳を分泌できるように乳の生産は妊娠した時点から準びが始まるため、妊娠直後からすでに内部では多くの作業が始まっています。そして産後の授乳の際に消費される莫大なエネルギー(24時間に約1200〜2000カロリー消費)に備えて母体全体に脂肪が蓄えられます。妊娠最後の時期に増加したほとんどの体重は、成長途中の胎児、胎盤、胎児を取り巻く羊水に当てられます。
ここからは、妊娠中にどのような食事を取れば胎児の発育を健全にサポートすることができるのか紹介します。
体内で赤ちゃんを健全に発育するために、妊娠中のママはバランスの取れた質の良い食事を摂ることが重要です。
身土不二のご飯を食べることで健康な体づくりをすることができるので身近にある日本食をメインに食べよう。
私たちの一番身近にある「和食」はスーパーフードです。ここまで妊婦に最適な食べものは世界中でどの国を探しても見つからないでしょう。
①『主食はご飯』食事の半分はご飯に!
食事全体の5〜6割はご飯を食べよう!特に玄米や雑穀米は毒素の排出能力が高い上にビタミン・ミネラルが豊富。
②『副食は旬の野菜と海藻、豆類』をとる
夏には体の中から冷やしてくれる夏野菜を!(なす・きゅうり・ピーマン・トマトなど)
冬には体の中から温めてくれる根菜類を!(だいこん・にんじん・ごぼう・さといもなど)
特に野菜の皮や芯は栄養たっぷりなのできれいに洗って食べよう。味噌汁やスープにすると沢山の栄養を一度で摂取できます。
③『発酵食品を毎日食べる』
納豆・味噌汁・ぬか漬けは世界でも認められる優秀な健康食品です。
④油や砂糖の摂りすぎに気をつけること
マヨネーズや揚げ物、安いアイスや菓子パンなどは控えめに。
特に白砂糖は血糖値のアップダウンが激しく、すぐに身体を疲れさせてしまいます。また、摂り続けるとイライラしやすくなったり
依存性があると言われています。白砂糖は肥満や骨を弱くするだけでなく身体を冷やすことの原因にもなってしまうので気をつけましょう。
⑤できるだけ安全な食品を選ぼう
少し高くてもできるだけ無農薬の野菜や果物を選び、加工されていたり保存料・着色料などの食品添加物が入っているもの、
特にコンビニ食品やインスタントはできるだけ避けて本物の調味料を使って自分で調理しよう。
⑥よく噛んで食べることを意識する(一口30回以上噛む)
メリット:
・唾液がたくさん出て食べ物の中の細菌を洗い流す作用がある
・胃に優しい(食べ物が小さくなると消化の負担が軽減する)
・脳に酸素が送られ、脳が活発になる
・脳からの満腹サインが出やすくなるので食べ過ぎることがなく、太りにくい
・噛むことを意識することで自律神経が整う
⑦喉が渇いたらなるべくお茶か水
市販のフルーツジュースやスポーツドリンクのほとんどには大量の砂糖が入っているので買うならお茶か水にしよう
また、炭酸飲料には骨を作る、カルシウムの吸収を邪魔するリンが含まれていることが多いためこの時期はあまり飲まないようにしよう
⑧腹ペコになるまで待とう
腹ぺこになると唾液が出始める⇨胃が活発に動き始める⇨腸の中も準備OK!ぐーと鳴るのは腸が動くから。
小腹が空いたらすぐに間食するのは控え、腹ペコになってからご飯を食べよう
⑨妊娠中のダイエットは好ましくない
9ヶ月の間、食事を減らすことは胎児にとって必要な栄養素を奪ってしまうことになります。
体重が気になる方は、食事を減らすのではなく、食事の内容に気をつけたり、体を動かす時間を増やすと良いでしょう。
- 3.パートナーが出産時にどのように関わるべきか
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何時間にも及ぶ陣痛と分娩の間に果たす父親の役割は、とても大切なものです。ぜひ妊娠中のあなたにはパートナーと一緒に読んでいただきたい。
世界の多くの文化的な考えは、出産は女性の役目であって男性は立ち合うべきではないということがありますが、出産に父親が立ち合うことの
効果について研究結果が出ています。それは父親の協力が出産中の母親に良い影響を与えるということです。
ある研究では、痛みは和らぎ、薬物(鎮痛剤など)の使用量は少なくすみ、分娩時間が短縮され、産婦が安産だったと感じ、集中治療を必要とする
赤ちゃんの数が減少したと報告されています。また、何よりも両親一緒に”マジカル”な出産を体験できたことにとても満足し一生のうちの忘れられない日となることでしょう。よりよい出産を実現するために協力することは子どもにとっても良い効果をもたらします。
パートナーが実際にできるサポート:
・出産準備クラスなどに参加し、お産についての知識やサポート方法などの情報をもってお産に参加することができればもっと積極的にお産に関わることができる。
・自分自身がリラックスすること⇨どんな緊張や不安も産婦に伝わってしまうので気を付ける
・産婦に触れるときは慌てずに体に手をそっとおく、そっと離すなどしてゆっくり動くこと。
・手を握る、背中をさする、下腹を優しくマッサージ、肩・腕・足に指圧をする
・産婦がリラックスするためにどのタイミングでリードや励ましが必要か判断できることが重要。
・陣痛がきているときは、産婦が集中できるように配慮することが必要。⇨人と喋ったり機械を見たり、周囲に気を取られないこと。
・一つ一つの陣痛のたびに励ましの言葉やふれあいの手を差し伸べる。
・生まれてくる赤ちゃんと3人で作る「自分達だけの世界観」を周りに邪魔されないように配慮すること。この世界観に産婦を引き入れる
ことができるとさらに出産がスムーズになる。
・産婦があまりにも苦しんでいるときに、「一緒に乗り越えよう」という言葉がけは産婦の救いとなる
・話しかけるときは明るい言葉を使うように心がける。
❌「肩に力が入っているよ」「こうした方が良いよ」などの押し付けの言葉はなし。
⭕️励ましの言葉や褒め言葉を使う「うまくやっているよ」「僕がしっかり支えるから安心してね」など
・沈黙するべきときを知ることも大切。産婦と波長を合わせること。
話しているほうが良いときは話すが、顔の表情、ボディーランゲージ、ふれあいやマッサージなど他の形でサポートできるなら黙ってすることが一番産婦にとって良い。
- 4.病院選びの重要性、自然分娩のオススメ
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どこで赤ちゃんを産みたいか?
歴史を振り返ると、ほんの約70年前までほとんどの赤ちゃんは自宅で産まれてきました。
現在、病院や産婦人科医院での出産が一般的ですが、少数ながら助産院や自宅での自然なお産をしたいと考える女性たちもいます。
まずは、どこで産むことが可能なのか、情報を得ることからはじめよう。そして自分はどこだと安心して産むことができるのか、どのように産みたいのか自分に問いかけることは大切なことです。「安産に導くための妊娠期間中の過ごし方」の記事でも紹介しましたが、安産に導くために最も大きく影響することは、安心している環境で産むことができること、産前から医師や助産婦などとしっかりとコミュニケーションがとれていることや、どのくらい信用できているか?お産に顔見知りの医師が担当してくれるか?などは出産時の母の精神に影響していきます。
お産する場所を選ぶときは、まず出産や出産直後に自分には何が必要なのか、何を求めているのかを考えます。そして、それが病院、産婦人科医院、助産院、自宅など、どの環境が満たしてくれるのか考慮して決めていきます。場所が決まったらそこでどのような医療ケアが受けられるのか知っておくことも大切です。
自然なお産ができる場所の一つとして助産院があります。助産院では検診から出産、産後まで一貫して診てくれます。この間十分にコミュニケーションをとることができるので薬剤などにはほとんど頼らない自然なお産やあなたの意見を取り入れたお産をすることができるでしょう。産後は母乳についてや授乳の色々な方法、オムツ替えなどに限らず、色々な相談にのってくれたり助産婦とのつながりを深くできるのが特徴です。母子どちらかに何かしらの問題がない限り、みんな自然なお産をするチャンスは与えられています。
自然分娩とは?
特に会陰切開、麻酔、帝王切開などの日常的な医学の介入を伴わない出産のことです。
今日、出産は自然なプロセスであることを忘られ、必要のないものまで医者が進めてしまうことがあります。
母子共に健康であれば、昔のように医療の介入なしに自然にまかせてお産することができます。
出産する前に知っておきたいこと
・医療の介入なしでの自然なお産は、赤ちゃんへの負担や産後の母の負担が少ないと言われています。
無痛分娩などで使われる鎮痛・麻酔剤は、ものによっては赤ちゃんは呼吸困難を招いてしまうことがあります。また、陣痛の自然なリズムを壊してしまい
産婦はどのタイミングでどのように力を入れると良いかわかりにくいため、逆にお産が長引いてしまうことも。
実際は、麻酔によって陣痛を消してしまうより、陣痛を感じて出産する方が全体的にスムーズだったと感じている産婦の声も多いようです。
注射であっても、吸引であっても、産婦が受けた全ての薬剤は胎盤を通して胎児にも移行することを忘れないようにしましょう。
・会陰切開は赤ちゃんを早く誕生させるためにも良いと信じられていますが、切開せずに自然にお産することは可能です。
会陰切開を受けなかった産婦の方が産後の痛みが少なかったということが研究結果で明らかになっています。
助産院/自然分娩のメリット
・赤ちゃんが出てきたいタイミングが尊重されて出産が行われることでよりスムーズなお産となる
※今日では、大人の都合で出産日を決め、それに合わせて分娩促進剤を打つことを勧めてしまう医者もいる。それは果たして良いことなのか?
しっかりと考える必要がある。
・自分なりの呼吸法で自由に振る舞うことができる
・好きな体制、心地良い体勢で産むことができる。よつんばいや立ったまま産むなど、重力を使うことで赤ちゃんが出やすくなる。
水中分娩が可能なところもある。水中分娩は陣痛が柔ぎ、リラックスしやすいと感じる女性が多い。
・家族に囲まれての出産が可能。赤ちゃんは家族みんなのもの。特に上の子がいる場合に分娩に立ち会い、このマジカルな誕生を家族みんなで
一緒に迎えることができることはなんて幸せなことだろうか。
・自宅出産への出張あり→慣れた環境で産むことでリラックスしやすい
・お部屋の環境が子宮の中と近く設定されている。それにより赤ちゃんは出てきた時に新しい環境になれやすい。
薄暗くて静かな場所、蛍光灯よりオレンジ系の間接照明などが好ましい。
・逆子の場合でも医療の介入の必要はなく、通常の大勢に赤ちゃんを戻してくれる技術を持っている助産婦もいる。
※病院では帝王切開を勧められることが多い。
・誕生後の母子共に過ごす大切な時間が尊重されている。赤ちゃんは誕生するとすぐに母に抱かれ乳房を自ら吸えるように援助される
・針やお灸などの自然で安全な方法で痛みを和らげることができる。
- 5.出産時に気をつけること
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赤ちゃんを守るために必ず知っておきたいこと
現在、多くの産院では、出産後”お母さんは疲れているから休んだ方が良い”という理由で誕生したばかりの赤ちゃんは別のお部屋に連れていかれ、母、父から離されてしまうことがあります。誕生直後から母子が共に過ごすことがどんなに大切なものか、その重要性を知られていないことは本当に悲しいことです。赤ちゃんは、生まれてすぐから母親の元で優しく抱かれ、お互いがつながり合う時間が必要です。赤ちゃんは、母親に抱かれ、母乳をもらいながら、母の温もりや匂い、胎内で聞いていた心音や声を通して、新しい世界でも安心することができるのです。これは新しい環境に抵抗なく胎内から移行する際の大きな助けとなります。
母に抱かれることにより子どもは母から受け入れられていることを感じ、新しく生まれ出た世界には、安心していられる場所があるのだということを実感します。この大事な時に赤ちゃんから離されてしまはないように、出産前にしっかりと病院側に”産後すぐから赤ちゃんと過ごしたい”と意思を伝えることをお勧め致します。
また、臍帯は誕生後すぐに切断するのではなく、赤ちゃんが苦しんでいなければ臍帯拍動(ドクドク)が停止するまで待ってから切ることが大切です。これによって誕生後1年間、貧血症になる可能性を減らしてくれる。できればパパに切ってもらえると赤ちゃんもきっと喜ぶでしょう。
胎盤は無理に剥がすのではなく、時間を置いて自然と剥がれ落ちるのを待つことが重要です。順番で言うと、赤ちゃんが誕生し、へその緒がつながったまま母親に抱かれ、乳房を吸う、それから胎盤が自然と剥がれ落ち、胎内から胎盤を優しく排出し、ドクドクが止まったらへその緒を切る。
最近では胎盤を食べさせてくれる助産院などもあります。機会がある方は、胎盤ほど栄養価の高いものはないので是非食べてみてください。
産後うつの予防や活力の向上、母乳の分泌促進、産後の出血抑制、美容成分による美肌効果などがあると言われています。もちろんこの栄養は母乳を通して赤ちゃんにも渡ります。
- 6.母乳を与えることの重要性
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まずは産後の約5日間のみ出る、「初乳」を飲ませることが重要。
⇨普通の母乳の7倍のタンパク質が含まれている「初乳」は、抗体が付着している為、外界の殺菌から子どもを守ることに役立ちます。
また、一生涯において、免疫力のある健康的な体を作りあげてくれます。 現代多くの問題となる、アレルギー体質や病弱な子どもたちは、誕生時に初乳を飲んでいないことが多く発見されています。
母乳はベイビーが必要な分だけの栄養が含まれているだけではなく、授乳の際に母と子どもが向き合い、愛を深め合う大切な時間となります。
また、乳首を吸うことで顎の筋肉の発達につながり、後に言葉を話す際にも役立ちます。
母側のメリットは、乳首を吸われることで妊娠で大きくなった子宮を徐々に元の大きさに戻してくれます!実は母乳を与えることで妊娠前の体に戻りやすくしてくれているのです!
気づいている方は少ないようですが、
自然はとても慎重に人間の発達の道筋を準備しています。
授乳する際に重要なことは、母が携帯やテレビなどを見ながらミルクを上げるのではなく、授乳に集中することです。
授乳の時間は母と子の大切なスキンシップの時間であることを忘れてはいけません。できるだけ静かで落ち着いているところで授乳しましょう!